採用戦略の抜本的な見直し・再策定を行なった事例

大手ICT企業をメインクライアントとする研修企業D社


①  背景

D社は第2創業期を迎えるにあたり事業のさらなる拡大を図るため、新規メンバーを募集して戦力を増強することにしました。


ゆくゆくは会社の経営を共に担う幹部候補人材を募集していましたが、これまで採用してきた新入社員は会社にうまく根付きませんでした。


D社は自社の採用や教育に問題があると考え、抜本的に手法を見直し新たなノウハウを社内に構築するためMAP Uに支援を要請しました。



②  実施内容

MAP U は求める人物像の明確化をご支援することから始めました。

D社が過去に行ってきた採用・育成を振り返り、創業メンバー含めこれまで在籍していた社員の傾向とD社との適応度を分析し整理することで、今後D社が採用の際に適正な人材とマッチングするために必要な採用基準を設計するご支援をいたしました。


求める人物像を明確化したことによる最大の変化は、採用の際にスキルではなく会社と人材の価値観の適合度を重視するようになったことです。

スキルに乏しくても価値観が適合していればあとからスキルを伸ばせますが、スキルがあっても会社の価値観と適合していなければ働きがいをもって生き生きと活躍する社員になるはずがありません。


「求める人物像=会社の価値観と適合している人」を採用するためには、そもそも会社が大事にしている価値観を再認識する必要があります。

会社が大事にしている価値観を再認識するご支援をすることで、求める人物像をより明確にしました。

また、求める人物像だけでなく、期待するキャリアパスの明確化をご支援いたしました。採用した新入社員に今後どのようなキャリアを歩んで欲しいのかを示すことで求める人物像をより具体化し、育成方針を定め、採用・育成に対する経営陣の覚悟を固めることが出来ました。


「どのような人材を採用するべきか」を明確にした上で、次に問題となるのは「どのような方法で採用するべきか」ということです。

そこで、どんな媒体を使いどのようにD社を打ち出すのかという採用戦略の策定のご支援をいたしました。

さらに、実際の面接にも同席し採用活動に直接関わることで、適切な質問によるアセスメント方法や候補者に対する効果的なアトラクト方法をD社経営陣・採用担当者に体感していただき、今後D社が自律的に採用に関する問題を解決できるようご支援いたしました。



③  結果

D社が幹部候補の人材を複数名採用し、新入社員として迎え入れることができました。

会社の価値観、求める人物像や期待するキャリアパスを明確化した上で、どのような方法で採用活動を行えばよいのかという採用におけるノウハウをD社内で構築することができました。


「これまでしっかりと採用に向き合えていなかった」「応募者に対して会社がキャリアパスを示す必要性に気付かされただけでなく、採用した人材をしっかりと育成しなければいけないという意識が生まれた」などのお声をいただき、問題を解決するだけではなく、気づきや学びを得ていただくことができたのではないかと思います。


今後も構築したノウハウをもとに働きがいをもって生き生きと活躍できる人材を採用し、事業のさらなる拡大を図れるだろうと期待されています。

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