「失敗もええやん。トライ&エラーですやん」という幻想

さいきん大学や企業で講義をさせていただくことが多く、

企業の経営コンサルティングだけでなく「教える」ということが日常になってきています。

そんな中、3連休の初日に「教える」ということを「教える」部下育成セミナーを開催しました。

 

起業仲間の一木 直人さん主催のセミナーで講師として登壇したのですが、元々は師匠の李 英俊さんが、「教える」ことを「教える」技術として開発したコンテンツ。

師匠から「教える」ことを「教える」ことを教わり、(ややこしいですねw)一木さんと何度も打ち合わせやリハーサルを重ねて、先月末からリリースしています。

 

セミナーに参加してくださった皆さま、コンテンツを開発し指導し続けてくださっている師匠、主催者として当日の講義以外のすべての業務を引き受けてくれている一木さん、リハーサルに参加してありがたいフィードバックをくださった仲間たち、「教える」ということを日常にしてくださった皆さま、本当にご縁の中で生きているんだ、生かされているんだということを実感しています。

ご縁の世界で、一期一会の世界で生きていく中で思うのは、

本番でのトライ&エラーはあり得ないということ。

たとえば教育であれ、営業であれ、スキルをもっていない人間が行うと

「失敗したってええやん。トライ&エラーを繰り返していつか成功したらええやん」どころではなく、取り返しのつかない事態を招きます。

 

営業であれば、下手な説明や売り込みをすることにより会社の信用を失い、ブランドに傷をつける。

上司から部下に対して行う教育であれば、相手に伝わらない指示や説明をすることで

「私ってこの業務に向いてへんのやわ……」という誤った学習を部下にさせてしまうことになる。

 

本番でトライ&エラーをして「徐々に積み上げる」「段々とうまくいく」なんてことはない。

一撃必殺でなければならない。

そうでないと、2回目のトライの機会なんて、やってこない。

 

そのためにも、本番以外の場所できっちり準備・トレーニングをして

本番前にトライ&エラーを繰り返して

本番では一撃必殺の成果を出さなければならないと切に思います。

 

(念のため、教育は繰り返し教えるということが重要なので、

1度きりの教育で部下を育てるという意味ではないです)

 

部下に「教える」ことで成果を出すために、

「教える」現場でトライ&エラーを繰り返すのではなく、

「教える」前に上司としてすべきアクションを明確にするセミナーとして、

これからも部下育成セミナーを開催していきます。

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